2009年1月アーカイブ

私は昨年5月のエントリー『「理解力が足りない」VS「表現力が足りない」』の中で、「そもそもコミュニケーションとは、受け手が決めるものですから」と言いました。

自分の発言やレポートなどが相手にうまく伝わらない時に、「コイツ理解力がないなあ」と考えるのではなく、「自分の伝え方に問題があるのでは?」と考えていただきたかったのです。
そしてそこから自分の表現力の問題点や課題が見えてくれば、それがコミュニケーション力の向上に結びつくからです。

しかしながら、では相手の理解力に全く問題が無いかと言えばそうではないのも事実。

これを自分に当てはめてみれば、コミュニケーションにおいてはメッセージの送り手であると同時に受け手でもあるわけですから、表現力だけでなく自分自身の理解力も磨く必要があるのは自明の理です。

ということで今回から2回に渡って、「相手の言いたいことを理解する」ための基本的テクニックについて解説したいと思います。


さて、皆さんも「コイツ何が言いたいのか全然分からない」と感じたことがあるはずです。

途中から脱線して延々と持説を唱える人、同じことを何度もくどくどと述べる人、堂々巡りばかりで結局どの話が本当に言いたい結論なのか判然としない人、我々の周りにはこうした人が(あなた自身も含まれるかもしれませんよ)多いのは事実です。

そうした状況において、相手の言いたいことを正しく解釈するには、それなりの聞き方が必要になります。

本日はそれをふたつお話しします。

“ゲシュタルト崩壊”

皆さんも聞いたことがあると思います。
ゲシュタルトとはドイツ語で「部分と全体の関係性のこと」であり、つまりゲシュタルト崩壊とは「今までアタリマエだと思っていた部分と全体との関係性が壊れる」ことを意味します。

たとえば、なに不自由なく温かな家庭で暮らしていると思いこんでいた人が、両親の離婚とその後の貧困をきっかけに家族関係や社会との関わりが劇的に変わり、お金以外誰も信じられなくなったようなケースが、ゲシュタルトが崩壊した状況と言えます。

他には『文字のゲシュタルト崩壊』というのもあり、これは私が研修やセミナーの冒頭で行っているアイスブレークの漢字ゲームでもしばしば起こります。

あるルールを満たす漢字を考え、ホワイトボードにいくつも書き、それを眺めていると・・・

皆さん、あけましておめでとうございます。

とは言っても、昨年後半からの経済情勢では、呑気に「めでたい」と言っていられる状況ではなさそうです。

なので今年最初のエントリーでは、正月らしいテーマではありながら、しかし少し危惧も込めて“信念”というものについて考えてみたいと思います。
(ちなみに“新年”にかけたダジャレではありません(笑))


ということで、まずは“信念”に関するこの名言から。


  何かを深く信じれば、誰でも自分の中に大きな力を見つけだし
  自分を乗り越えることができる

   本田宗一郎


プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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