前回のエントリーでは、
「反対語を小学校で学ぶのは、実は論理思考力のトレーニングのため」
ということをお話しさせていただきました。
しかし反対語とくれば、もうひとつ、そう“類義語”も考えなければなりません。
はい、やはり類義語を考えるのも論理思考のトレーニングなのですね。
しかし、似たような意味を持つ言葉を考えて答えるだけでは、論理思考のトレーニングとしては少々物足りないと言わざるを得ません。
たとえば、「『馬の耳に念仏』の類義語は?」と問われたら何を答えますか?
『猫に小判』『豚に真珠』などが出てくるはずです。
これでも確かに「言葉の意味を考える」点においては論理思考が必要です。しかしこの問いかけでは、結局のところ「知識(ボキャブラリー)の数」を評価することに主眼が置かれてしまいます。
まあ、それはそれで大切なことではありますが。
では、どうすれば類義語を考えることで論理思考をトレーニングすることができるのでしょうか。
著書