ファシリテーションに関するセミナーや研修では、「無駄な会議が本当に多い」との声をよく聞きます。
先日も公開セミナー『会議ファシリテーション』のグループワークで、こんな話が聞けました。
「定例の各部門の責任者が集まる会議が、議論になっていない。また各部門個別の論点が議題となっているため、自分に関係のある議題以外はただそこにいるだけ」
確かに会議の是非から検討すべき状況です。
しかしさらにこの話は続くのです。
「そんな会議なのに、回数を増やすことになりそう」
えっ? それは何故?
「社内のコミュニケーション不足を理由に、その機会を増やすのが目的らしい」
コミュニケーション不足を解消するために会議?
そしてこれについて議論している内に、私の中である仮説が生まれたのです。
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