2008年5月16日 3分間ラーニング

「理解力が足りない」VS「表現力が足りない」

「そんな意味で言ったんじゃない」

よく聞く言い訳です。
特に舌禍議員と呼ばれるセンセイ方や、炎上したブログのオーナー達の口からは、必ずと言って良いほどこのセリフが聞こえてきます。

ただ、そのほとんどは聞き手の誤解ではなく、話し手の苦しい言い訳でしかないわけですが。

しかし、苦しい言い訳でなくても、あなたも同じ台詞を吐いたことはありませんか?
そして心の中で、(まったく…理解力が足りないヤツだ)と呟いたことはありませんか?

正直言って私はあります(笑)

しかし今になって考えると、自分が間違っていたことがほとんどだと考えています。

つまりほとんどが、私の表現力不足だったのです。



小説や映画、舞台といった芸術の領域においては、確かにそれ相応の理解力が要求されます。
つまり作り手には明確なターゲットがあり、「その人ならこれでわかる」というレベルで、あえてわかりにくい詩的表現などを使います。

しかしながら、日常の生活・仕事におけるコミュニケーションにおいては、メッセージの送り手(話し手)の側が「受け手(聞き手)に正しく解釈してもらえる」ような表現を心がける必要があります。

そもそもコミュニケーションとは、受け手が決めるものですから。

ところが我々は不遜にも、「相手の理解力が足りないから」と考えてしまいがちです。

では、なぜ我々は相手(聞き手)のせいにしてしまうのでしょうか。

ひとつの理由が、『自分の表現力の低さを認識していない』ということでしょう。

自分自身は「この人は何が言いたいんだろう?」と感じた経験があっても、自分もそう思われていることに気づいていないのです。
「自分はわかりやすく伝えている」という大きな勘違いをしているわけですね。

では、ちょっと以下の設問に「イエス/ノー」で答えてみてください。

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(1)相手の質問したことに関係ないことを述べたことがある。
(2)意見を求められて説明している最中に、「で?」と言われたことがある。
(3)説明の後で、「○○については?」と追加説明を求められたことがある。
(4)相手に「要は□□ということ?」と確認されたことがある。
(5)または「たとえばそれはどういう場合?」と質問されたことがある。
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この5つの設問の全てが「ノー」だった方。
あなたはこれ以上読む必要はありません(笑)

そしてひとつでも「イエス」があった方。
あなたは受け手に「理解力が足りない」と言ってはいけません。
あなたに表現力(この場合は論理的な伝達力)が足りないのが明白だからです。

順に説明していきましょう。

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(1)相手の聞きたいことに答えていない、「イシューを外した発言」。
(2)結論から述べていないため、相手がイライラしている。
(3)説明内容にポイントのヌケモレがある。
(4)細かい話が多すぎて、結論が不明確。
(5)話が抽象的すぎてイメージしずらい。
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いかがでしょうか。
ご自身の「表現力の低さ」を少しは認識していただけましたか?

ちなみに私の場合は(5)が弱点です(笑)
職業柄、概念化や体系化が習慣になっているので、それが悪い方に出る場合もあるようです。

そう、こうしてまずは『自分自身のコミュニケーションの悪い癖』を知ることが重要なのです。

そうすれば改善ポイントも明確になりますから、課題と解決策も考えやすくなるはずです。

ぜひ、参考にしてみてください。




ところで、今回のブログ、わかりやすく表現できているでしょうか?
少しだけ不安だったりします(笑)

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