2007年11月アーカイブ

26日、函館でストーカー殺人がおこりました。
大学時代の同級生の女性につきまとっていた男が、女性が出勤するところを狙って、母親の目の前で刺殺したのです。
たいへんいたましい事件で、娘を持つ父親としても、なんともやりきれない気分です。

その事件を報じていたTVのニュースショーでは、ストーカー犯罪に関する1年間のデータを、こんな形で示していました。

(1)ストーカー発生件数      :約1万5千件(実際はもっと詳細な数字でした)
(2)うち殺人/殺人未遂に至った件数:6件
(3)うち警察に相談していた件数  :5件

さて、このデータを見て、あなたはどう思われますか?



前回のエントリーでは、『KYからAKYへ』というタイトルで、以下の提言(というほど大げさなモノではありませんが)をさせていただきました。

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KYでないこと、つまり「空気を読んだ発言」がすべて良いわけではない。
時には、「空気を読んだ上でその空気を乱す」ことも必要。

会議で皆が「それでいいじゃん」となっている時に、「やっぱりオカシイよ」と言うこと。
教室でイジメが広がりつつある時に、「やめようよこんなこと」と言うこと。

こうしたAKY(あえて空気読まない)であることが求められるシーンも多いはず。
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今年のペガサス・カンファレンス(組織変革・システム思考関連の国際会議)に参加した、日本ファシリテーション協会のおふたりからのご報告によると、今年のカンファレンスでは“Tempered Radical”が中心的なキーワードとして挙げられていたとのこと。

“Tempered Radical(私は“調和的過激派”と和訳しました)”とは、スクラップ&ビルドで組織を変えるのではなく、組織の方向性に合った小さな変革を成功させ、それを積み重ね、周囲に広げていくことで、最終的に大きな変革を成し遂げようとするリーダー像を表現したキーワードだと言えます。

さて、この“Tempered Radical”であるための要件こそ、AKYだと思いませんか?


今年の流行語大賞にも選ばれる勢いの“KY「空気読めない(ヤツ)」”。
この言葉、単にイマドキの若者達の省略言葉というだけでは、ここまで話題にならないはずです。
思うに、この『空気を読む』ということの意味や方法論について、我々に再考を促す言葉だから、ここまで話題になっているのではないでしょうか。
そしてその『空気を読む』という行為が、我々のオン/オフ全てのコミュニケーションで重要だからです。

そもそも『空気』とは、そしてそれを『読む』とはなんなのでしょう。


会議に誰を呼ぶ?


3分間ラーニング

あなたが日常参加している会議、だいたいどれくらいの人数が集められていますか?
そしてその参加者達は、本当に全員が会議に参加していますか? 居眠りしていたり、内職している人はいませんか? 会議中ヒトコトも発言していない人は?

こう考えると、集められている人たちが、「本当に全員必要なのか」疑問が湧いてくるはずです。

私も前職の時から、複数の部署が関わる案件で、部長・課長・主任・担当と、各部署から何人もぞろぞろ出席している会議をよく目にしました。
私もその中のひとりだったわけですが、その時はさしたる疑問も持たず、「会議というのはそういうもの」と思っていました。

しかし今になって考えると、そのムダの大きさに愕然とするばかりです。


プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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