2007年10月アーカイブ

昨日、休暇を取って『第40回 東京モーターショー』に行ってきました。

平日にも関わらず会場は大盛況で、特に日産の《GT-R》や三菱の《ランサーエボリューションⅩ》は、現車が見えないほど大人気でした。

全体の傾向としては、やはり環境・温暖化対策に各社力を入れており、電気自動車やクリーンディーゼルの展示も目を引きました。
また、従来の自動車の枠を拡大した「新たなモビリティの提案」として、トヨタやスズキの一人乗りコミューターや、ホンダの“リアルやわらか戦車”とも言うべき、本当に柔らかい車体を持つ《PUYO》、キャビンが半回転しバックも実質前進で、真横に動いて縦列駐車も楽勝の日産《PIVO-2》など、ユニークなクルマが目白押しでした。
(なお、この《PIVO-2》は、表情や会話からドライバーの状態を読み取って話しかける「ロボティック・エージェント」機能も有しており、SFの世界がどんどん現実のものになっているのを感じます)

そして前回(2005年)と比較して、もうひとつ特徴的だったのが、『国内メーカーのスポーツカーへの注力』です。


さて、“亀田騒動”はまだまだ収まりそうにありません。

私自身は正直そんな騒動など「どうでも良い」という立場ですが、件の世界戦直後のチャンピオンも出演していたテレビ番組で、論理思考の観点からなかなか興味深い議論がありましたので、今更とは思いつつも少しそれについて述べてみたいと思います。

その番組では、ある出演者が亀田サイドの反則については厳しい意見を述べつつも、チャンピオンに対しても、「なぜあのラウンドでは打ち合いに持ち込んでいいパンチを入れたのに、その後のラウンドでは腕を突っ張るばかりで打ち合わなかったんだ。おかげでつまらない試合になった。チャンピオンにも責任がある」という旨の発言をしていました。
それに対してはチャンピオンも、「離れて戦いたい自分と、くっついて戦いたい亀田選手のスタイルの違いから、そうなるのは仕方がなかった」と反論していました。そうしたらその出演者は、「だってあのラウンドではできていたのに」とさらに食い下がっていました。

私はこのやり取りを見て、『2つの観点から非論理的な議論である』と感じたのです。

先日テレビを見ていたら、こんな話題をやっていました。

「若い人がビールを飲まなくなっている」

その番組の街頭アンケートによれば、30代以上では8割の方がビールを好んでいるのに対して、20代ではその割合は4割と半減していました。

番組では、その理由を価値観の多様化とアルコール飲料の種類の増加に求めていました。
「苦いビールなんて」という人が、飲みやすいカクテルやチューハイに流れているというのです。

そしてビール会社もそれに対応し、苦みが少ないカクテルテイストのビール(およびビール系飲料)を次々に開発している、と説明していました。

確かにその側面は否定できません。

しかし、他にも理由があるのではないでしょうか。


「自分はできている」

ということが、実は全然満足できるレベルではなかったことに気づいたことはありませんか?

そんな経験がない方は、ある意味損をしています。
つまり建設的な批判をしてもらったことがないということですから。

私のセミナーでは、相互評価によるフィードバックを演習に組み込むようにしています。
ファシリテーションであれば、チェックシートを使って自分のファシリテーションを他者に評価してもらう。ロジカルシンキングであれば宿題の解答(たとえばロジックツリー)を披露し合ってコメントをもらうというように。


理論を学ぼう


3分間ラーニング

私はビジネススキルの講師ですが、この“スキル”は“技能”と和訳されます。
つまりはツールの使いこなし方を含め、具体的なテクニックを学ぶことでスキルアップをはかっていくわけで、セミナーや研修に参加された方々もそれを期待しています。

しかし、本当にスキルアップのためには具体的テクニック「だけ」を学べばいいのでしょうか。

確かにその方が「手っ取り早い」というのはわかります。
「とにかく明日からすぐ使えるテクニックを教えてくれ」というご希望も理解できます。

ですが、私はこう言いたいのです。

「テクニックだけでなく、理論も学びましょう」

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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