2007年9月アーカイブ

このブログでしつこいほどに述べてきた、「思考停止しないように」というお願い。

私がなぜそれを繰り返し述べているかといえば、それは思考停止している人、つまり「自分の頭で考えていない」人が多いと感じているからに他なりません。
そしてそれが結果的に問題解決という“仕事”の生産性を落とすことになっているからです。

しかし、それは個人「だけ」に問題があると言えないのもまた事実。

やはり環境にも問題があります。
つまり我々は段階的に“思考停止するように仕向けられてきた”とも言えるのです。

本日はその“思考停止を生む環境”についてを考えてみたいと思います。


今回は、先月のエントリー『他者への仕事の頼み方』の具体例と言えるお話です。

昨日ある駅でこんなシーンを見ました。


駅のホームを掃除する男性。そこに電車が到着し、大勢の乗客が降りてきました。
ところがその男性は意に介さず、狭いホームで掃除をし続けています。そのため人の波がそこでつかえてしまい、電車から降りられない人がいる(そしてもちろん乗ることができない人もいる)ため、電車もなかなか発車できません。

その男性がホームの反対側に少し寄るだけで、その状態は解消されるのです。しかしそれでもまだ掃除を続けようとします。


不思議な光景でした。

なぜ彼は乗客の邪魔をしてまで、掃除を続けようとするのでしょう?


さて、皆さんひとりひとりが近々開催しようとしている会議、何のためにやるのでしょう?
そこのお三方、いかがですか?


「情報共有会議だから、もちろん情報の共有のためだけど?」
「お客様でのトラブルの解決・・・」
「商品企画のアイデア出しです」


なるほど、わかりました。
では続けて問います。まずは最初の方、なぜ情報共有するのですか?


「え? だって同僚なんだから情報は共有した方が良いでしょう?」


いや、だから情報を共有すると、何がどう良いのですか?


元々はロック小僧であった私ですが、最近はどっぷりとクラシックにハマってます。

作曲者としては特にラヴェルのファンで、あの美しくも人を喰ったようなメロディラインと曲の展開、そして精緻かつ他の作曲家とは一線を画したオーケストレーションに、いつも驚かされ、そしてニヤリとしてしまいます。

そこで本日はいつもと趣向を変えて、ラヴェルの曲で最もスタンダードな「ボレロ」について、数々の演奏(つまり演奏者が異なる)を私なりに(本格的なクラシックファンからの反論も覚悟の上で(笑))評価してみようと思います。

とはいえ私がこのブログで書く以上は、やはり思考力向上へのヒントがなくてはなりません(笑)

ですからまず、曲を評価するための切り口、つまり評価軸の解説からはじめたいと思います。
(というかその評価軸の考え方を中心にお話ししていきます)

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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