トヨタ自動車の2007年1~3月期の世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)が、前年同期比109%の約234.8万台となり、1931年から年間首位を守っていた米ゼネラル・モーターズ(GM)の226万台(前年比103%)を、4半期ベースとはいえ初めて上回り、ついに世界一になりました。
地域別の販売台数を見ると、最大市場の米国で60万台強、欧州で33万台弱、アジアは28万台強と、いずれも前年比120%に迫る伸び率です。
主要メディアはこの原動力として、「中国を中心とするアジア市場の拡大」「低燃費と信頼性を売りにした小型車による米・欧でのシェア向上」「米国を中心とした高級ブランド『レクサス』の好調」を挙げています。
さて、皆さんも既にこのニュースに触れていると思いますが、ここから何を考えましたか?
「日本メーカーがトップ! うれしいなあ」というのは、心情的には理解できますが、それではまだ考えているとは言えません。
「日本でもトヨタ一人勝ちの構図がより強まるな」・・・まずまずです。
「今後業界全体で、燃料電池車やディーゼルハイブリッド等の技術競争が進むだろう」
「今後さらに自動車業界のM&Aが加速するのでは」
・・・なかなか広く、深く考えていますね。これくらいはビジネスパーソンなら考えてほしいところ。以前の4週連続のエントリー(考え抜く習慣をつけよう)でお話しした、「So What ?」「Another ?」を問い続けていればできるはずです。
そしてできれば、
「でも、国内はどうなんだ? 軽自動車の躍進に普通自動車は押されているはずでは?」
「とすると、特にダイハツの伸び率と比率はどうなっているのかな?」
「レクサスも日本国内では苦戦していると聞いているけど、ホントに好調なのか?」
「GMも抜かれたとはいえ、単独では伸びてるわけで、他の理由もあるのでは?」
という疑問も持っていただきたいと思います。
それも“自分の頭で考える”ためには必要不可欠であり、またそうした疑問がきっかけとなって、我々は初めて情報収集の必要性に気づくからです。
・・・講師モード(笑)はほどほどにして、このニュースから私なりの切り口で考えたことを、以下に述べてみたいと思います。

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