2007年3月アーカイブ

当たり前の話ですが、仕事はひとりでやるものではありません。
会社等の組織に所属していれば、上司や同僚、関係部署と協力して仕事を進めますし、たとえフリーランスであっても、テンポラリーなチームで仕事に当たったり、またクライアントとのやり取りは不可欠です。

しかしこの他者との共同作業が、なかなかうまくいかないのが現実です。
複数の人間が集まれば、必ず(目に見えないものも含めて)なんらかの対立や葛藤、つまりコンフリクトが生まれてしまうからです。
特にビジネスにおける共同作業の場である会議室で、こうしたコンフリクトに悩まされたことがない方は皆無のはずです。

しかしながら、人間はひとりひとり異なる世界観を持っていますから、これは共同作業においてはある意味避けて通れない道なのです。
となれば、このコンフリクトへの対処の巧拙が、仕事のプロセスとアウトプットにも大きな影響を及ぼすことは自明であり、だからこそ会議におけるコンフリクト・マネジメントも包含する『ファシリテーション・スキル』が注目されているとも言えます。

さて、コンフリクトへの対処についてはファシリテーション関係の書籍でも必ず語られているように、実に様々な手法や考え方があるわけですが、本日はそのひとつとして、“アコモデーション”という概念を紹介させていただきます。

某消費者金融のCMにもあるように、計画的にモノゴトに当たることは大切です。

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昨日、娘の卒業&中学合格祝いの目的で、東京ディズニーシーに行ってきました。
天気も良く、春休みと祝日が重なったこともあって、予想通りの大混雑。
感覚的には通常の日曜日の5割り増しといったところでしょうか。

実は、我が家では行楽、特にディズニーリゾートに出かける際には、しっかりと計画を立てるのが常になっています。
具体的には、食事(基本的に開門から閉門まで過ごすので3食分(笑))の場所、それを考慮したアトラクションの順番、ファストパスの取得タイミングといった1日のスケジュールを、娘と打合せながら決めていくのです。

そのためには、事前に公式Webサイトで開門時間、休止アトラクション、各ショーのスタート時間をチェックするのはもちろんのこと、それらに加えて各アトラクションの人気度なども、各種情報サイトや掲示板でリサーチしています。

さて、こうした話をすると、時々以下のようなリアクションをもらうことがあります。

  「その時の気分で行動した方が楽しくないですか?」

思考力やコミュニケーション力は、何か知識を憶えたら身につくというものではなく、トレーニングを通して文字通り「身に付ける」ものです。

これらは速く走るということと同じ“スキル(技能)”ですから、私の講座や研修ではトレーニングの場としての演習を大事にしています。

そして、その演習は「ただやるだけ」ではあまり効果は望めません。
重要なのは、その演習を振り返り、「何ができていて何ができていなかったか」「そしてそれはなぜか」「今後はどのようなポイントに気をつければいいのか」等をしっかりと省察することです。

しかし、この作業をひとりで行うのはなかなか難しいのも事実。
そこで“他者から評価してもらう”ことが、効果的・効率的と言えるのです。

講師という商売柄、常に『コトバ』には敏感でありたいと思っています。特に言葉の定義を明確にして話をしないと、受講生を混乱させたり誤解を与えてしまうことも多いからです。

ですが、これはなにも講師に限った話ではないはずです。

我々は結局情報の入手と伝達はコトバを読む・聞く・書く・話すことがメインですし、“考える”という活動もやはりコトバを使って行っているのですから。

そして私自身がコトバに敏感になるために心がけていることのひとつが、様々な名言・格言を書き留めておくことです。
これは「ひとつのコトバの様々な定義を知るため」というのもあるのですが、それ以上に「語る時の切り口の面白さ」が、思考力系の講師として大変参考になるのです。

さて、そうした名言・格言の中で、なかばシリーズ物とも言えるのが、『賢者/愚者』についてのものです。(厳密に賢者/愚者という言葉を使っていないものも含みます)

以下にいくつか、私のコメントも添えてご紹介します。
我々は、できれば愚者とは呼ばれたくないものですが、これらの名言・格言から今一度自分を振り返ってみても良いのではないでしょうか。

プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパス で専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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