自称「議論研究家」の私にとって、なかなか興味深いネタを提供してくれるTwitter。そこで今日も「くだらない議論」を目にしました。

発端は、ある編集者(Aさんとします)が「献本へのお礼を直接でなくSNSに流すのは、自分にはコネがあるということを言いたいだけとしか思えない」というツイートでした。
その意見に反応したのが同業の編集者(Bさん)。「その解釈は狭量だ」と意見します。

その後のやり取りの中、Aさんのこの発言から、「まともな議論」が一気に「くだらない議論」に突入します。「(前略)そんなこともわからないんだったら、出版やめて、クッキーでも焼いてフリマで売ってろ

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4月です。
皆さんは「4月」と言えばどのような言葉をイメージしますか?

「春」「桜」といった季節感に関する言葉をイメージした方もいるでしょう。
「入学式」「新入社員」「新年度」など、新たなる旅路のスタートに関する言葉もありますね。

やはり「4月」とは、未来への「期待感」「高揚感」に加え、「不安」も感じるタイミングです。

私も先週、新入社員研修を担当しましたが、彼ら・彼女らの期待と不安の入り交じった表情を見て、この場を任されている責任を強く感じました。
そしてそれに加え、彼ら・彼女らの未来を心から応援したいと思いました。

さて、そこで新年度最初のエントリーは、Twitterでバズったこのマンガを紹介したいと思います。

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朝ドラ『半分 青い』に登場した「そよ風ファン」のモデルである「The GreenFan」。
そして「死んだパンを生き返らせる」とすら言われるトースター「The Toaster」。

市販の扇風機やトースターの倍以上の価格でありながら、大ヒットとなったこれらの商品を開発・販売しているのが「バルミューダ」です。

このバルミューダに関して、先日なかなか興味深い記事を見つけました。

『日本の10倍以上!バルミューダの空気清浄機が海外でめっちゃ売れてる』

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『イミテーション・ゲーム』という映画を観ました。

以前から気にはなっていたのですが、昨年、大学時代のサークル仲間の忘年会で勧められ、AmazonのプライムビデオにあるのをKindleにダウンロードして出張の新幹線の車中で鑑賞しました。

本作品は、第2次世界大戦でドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読し、連合軍を勝利に導いた数学者、アラン・チューリングの半生を描いた実話です。

チューリングを演じるのは、名優ベネディクト・カンバーバッチ。
同性愛者であり、またASD(自閉症スペクトラム障害)であったチューリングの孤独と苦悩を巧みに演じています。
※註)当時はASDの概念はありませんでしたから、あくまでも「そのように描かれている」ですが。

しかし、私が最も考えさせられたのは「究極の選択」のシーンでした。

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「今どきの若いモンは」

このセリフ、皆さんも言われた/言った経験があるのでしないでしょうか。
もちろん文脈としては「なってない」「わかってない」「けしからん」的なニュアンスで。

さて、「これは既にパピルスに同様の記述が見られる」とか「エジプトのピラミッドの内壁にも書かれている」そして「プラトンも同じことを言っている」というなかば都市伝説のごとく語られているこの言葉ですが、どうもフェイクのようです(笑)

本エントリーを書くにあたり調べてみると、証拠となるようなものはどこにもないようです。
プラトンも確かに若者批判はしていますが、同時に老害批判もしていますから。

とは言え、自分自身の40年程度の過去を振り返るだけでも、やはりいつの世も「今どきの若いモンは」と言う人は多いと推察されます。

しかしこの言葉、「なってない」「わかってない」「けしからん」といったネガティブな文脈でしか使えないのでしょうか?

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プロフィール

桑畑 幸博

慶應丸の内シティキャンパスシニアコンサルタント。
大手ITベンダーにてシステムインテグレーションやグループウェアコンサルティング等に携わる。社内プロジェクトでコラボレーション支援の研究を行い、論旨・論点・論脈を図解しながら会議を行う手法「コラジェクタ®」を開発。現在は慶應丸の内シティキャンパスで専任講師を務める。また、ビジネス誌の図解特集におけるコメンテイターや外部セミナーでの講師、シンポジウムにおけるファシリテーター等の活動も積極的に行っている。コンピューター利用教育協議会(CIEC)、日本ファシリテーション協会(FAJ)会員。

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