ポジティブな指導とネガティブな指導
以前、研修をオブザーブしていた慶應MCCのスタッフから、「ネガティブな指導が多いのが気になる」とフィードバックをもらったことがあります。
「これが理想の姿です。それに近づくためにこうしましょう」と『目標提示→課題の明確化→具体的テクニックやツールの紹介』を行うのを“ポジティブな指導”だとすると、私の場合は「これがダメな典型例です。なぜこれがダメかというとこういうことで、だからこういうことはやってはいけません」というダメ出しが多い“ネガティブな指導”をする傾向があるとのことでした。
ちょっとショック(笑)
多少自己弁護(笑)させていただくと、私がその時ポジティブな指導をしていなかったわけではありません。
また、個人/グループ演習に対してコメントする際に「こんなのダメ」と揚げ足取りをしていたわけでもありません。
以前から参加者の意見やアウトプットに対しては、一度受けとめた後に「でもこう考えるともっといいのでは?」と指導するよう心がけていますのでご安心を。(って誰に言っているんでしょう?(笑))
ただ、「気になる」くらいネガティブな指導が多かったのでしょうし、そういう印象を与えることで参加者から反感を買い、結果的に大事なメッセージを受け取ってもらえないとしたら、それはもったいないことです。
ですから私も反省し、その後は努めてポジティブな指導をするようにしています。
しかしながら、最近あるきっかけからもう一度このポジティブな指導とネガティブな指導について考えるようになりました。
「本当にポジティブな指導の方が『正しい』のだろうか?」
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感情の取説
ロジカルシンキングの講師などをやっていると、どうも理屈(のみ)で考え、動く人間だと思われがちです。
同僚からも「君は論理の人だから」と言われたりします(笑)
しかし私も人間ですから感情はあります(ま、当然ですが)。
年を取ってきたせいもあるのでしょうが、非常に涙もろく感激屋の側面もありますし、(短所だと認識していますが)怒りっぽく短気なところもあります。
さて、こうした喜怒哀楽の感情ですが、「人間らしさ」の表れであると同時に、その表象として泣いたり笑ったりすることは、人生にとってとても大切なことです。
ある意味、人生を豊かにしてくれる『薬』と言えるでしょう。
しかし反面、感情は副作用の大きい劇薬でもあります。
たとえばちょっとしたことでカッとなって、後で反省した経験は誰しもあるでしょう。
だから取り扱いには注意しなければなりませんし、まさに薬のように適切な場面・量・用い方が必要です。
これは前述のような「怒り」の感情だけでなく、「喜び」についても例外ではありません。
よって今回は、この喜怒哀楽の感情について、薬と同様の取説(取扱説明書)を(いつものように自戒を込めて(笑))独断と偏見で考えてみたいと思います。
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研修やセミナーを活かすために
前回のエントリーの最後で、
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研修やセミナーはスキルを身につけるきっかけに過ぎません。
そこである程度のレベルまで行ったとしても、「完全に身についた」ことにはなりません。
私も完璧ではなく、日々修行だと思っています。(そもそもゴールなどないのです)
そして研修やセミナーは、ゴルフで言えば“打ちっぱなし”でしかなく、そこでできたからといって、本番であるゴルフコース、つまり仕事の現場で使って成果が上げられなければ何の意味もないのです。
だから仕事の現場で使い続けてください。
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とお願いをしたわけですが、今回はその続きとして「研修やセミナーで学んだことを仕事の現場で使い続ける」ためのコツについてお話ししましょう。
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思考力と運動能力の共通点
私は論理思考やファシリテーションという、所謂ビジネススキルの講師を務めています。
そこでは『スキルを身につける』ということについてこう説明しています。
「スキルとは『技能』のことです。この技能とは講義を聴いて、あるいは本を読んで知識として憶えただけでは取得することはできません。アタリマエですが、知っていることとできることは違うからです。だから知識を得たら練習するしかないのです。そしてこれはビジネススキルだけではなく、スポーツや芸術など、全てのスキルに共通です。知識を元に練習して少しずつカラダで憶える、これが『スキルを身につける』プロセスです」
言葉にすると至極当然のことなのですが、意外とこれを分かっている人が少ないというのが私の印象です。
そしてさらにここから専門である思考力について考え、ある仮説を立てました。
それが「思考能力と運動能力は共通点が多い」ということです。
そしてその共通点は大きく4つあることが見えてきました。
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